悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

第36回ジャパンカップの予想

ホーリックスオグリキャップの2-2で2分22秒2、当時のレコードタイムが出たときが初めて見たジャパンカップ。 最近では一番の衝撃はやっぱエピファネイアの圧勝かな。 外国の一流馬が来ないから意義が薄れたという意見を今年は例年以上によく見かける気がするが、極端なスローペースにならず締まった好レースになることが多いと思うので、国内最高峰としての意義はまだまだ大きいはず。それに満足していていいのか、という疑問は残るが……。

国内最高峰であれば国内最強馬が勝つべきだろう。 というわけで単勝を買うのは3番ゴールドアクター。 2番手集団として1番キタサンブラック、9番ディーマジェスティ、16番リアルスティール

牝馬で意外な活躍をした馬としてデニムアンドルビーがいて、そのイメージが重なるのが今年は2番ビッシュとされているようだ。しかし、デニムアンドルビーがその年の3歳クラシックでトライアル(的な)重賞を2勝していたのに対してビッシュは1勝のみ。スケール感でやや見劣りがする。むしろ4番ルージュバックのほうに好走の期待が持てるのではないか。もちろん、年齢が1つ上なので斤量の有利さはなくなってしまったが。天皇賞では見せ場なくズルズルしんがり近くまで落ちるかと思ったけど最後ちょろっと伸びて7着。1kg減になるのでそれよりは上の着順になってもおかしくないだろう。

3歳馬では、菊花賞ディーマジェスティに先着した14番レインボーラインも気になる。今年もう7戦もしているので評価は下げたが。

というわけで3連単でこの6頭のフォーメーションで。

しかし外国馬もちょっと気になるな……。イキートスとイラプト。うーん。

5回東京7日7Rの予想

500万下の芝2400mに13頭。力の差がありそうなメンバー構成。

2勝馬が2頭いるが、その1頭である9番フォルトファーレンは2勝ともダートで挙げていて、もう7歳だ。上がり目はないだろう。 もう1頭の13番マイネルフレスコは福島の芝2600mで5着に入着してからの連闘で意欲は見られる。転厩して2戦目、前走も行きっぷりは悪くなかったし、入着はあるかもしれない。でも前走では直線の伸びは今ひとつだったので、坂のある府中では止まりそう。

勝てそうなのは3番グランドバローズ、10番ミヤビエンブレム、12番マコトギンスバーグ。 3歳馬グランドバローズはまだキャリア5戦、弱いところがあるのか間隔を空けながら使われていて、今回も2か月ぶり。東京コースでは未勝利時に同じ距離で2着があり、当時はトミー・ベリーが乗って、スローなのに道中どんどん位置を下げていって4コーナーではかなり外を回る糞騎乗ながらよく追い込んだ。常に人気が先行する馬だが、今回はムーア様なので大丈夫だろう。 同じく3歳馬のミヤビエンブレムは、少頭数ながら比較的締まったいいレースだった6月の八丈島特別で3着。これも有力。 4歳のマコトギンスバーグはこのクラスで上位常連だが、2着が全部で6回もあり取りこぼしが多い。頭では狙いたくない。

というわけで、3連単のフォーメーション(3, 10)-(3, 10, 12)-(3, 7, 9, 10, 12)の12点でどうだろう。

5年後

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」

http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/hatenablog-5th-anniversary

何かが大きく変わるかもしれないし、逆に変わらないことがあるかもしれない。そんな、まだ見ぬ5年後の自分へ、何かメッセージを書いてみませんか。

ということだけど、ちょっとそういう気恥ずかしいことはできないな……。

この前、中年の領域に入って間もない同僚と話していて「ついこの間のことだと思ったのに20年前だった」という話で盛り上がった。競馬をやっていると似たような感覚を持つと同時に、現実の時間の幅を意識させられることも多い。ディープインパクトの三冠なんかも、ついこの間のような感じだけど現実にはもう孫の世代がレースに現れている。

種牡馬よりも牝馬で時の流れを感じることの方が多いかな。スカーレットリボンが走っている頃は、その妹の子供たちがこんなに活躍するとは想像もしなかった。まさに三日会わざれば刮目して見よ、だ。男子じゃないけど。

5年経って馬券の回収率がもうちょっと上がって、資産も少しは増えているといいね……。

5回京都5日・6日(マイルチャンピオンシップ)の反省

土曜の京都8Rは力上位の3頭が順当に3着までに入り、5頭の3連複ボックスでは的中して赤字という結果に。 ロードヴァンドールはハナに行かなかったが、2番手から強気に早めの抜け出しで勝った。 期待したアドマイヤツヨシは後方から徐々に押し上げていって、最後は2着のソールインパクトと同じ上がり34秒1の脚を使ったが4着どまり。 なんか粗いレース運びの馬が多かったな。

マイルチャンピオンシップは、ミッキーアイルが逃げ切り勝ち。過去にスプリンターズSからマイルチャンピオンシップに臨んで良績を残した馬が見当たらなかったので軽視してしまったが、2年前の借りを返した格好に。戦法に関する迷走がなければもっとG1を勝っていてもおかしくない馬ではあった。1200mがベストの距離ではないと思うし、これからもずっと勝ち続けるタイプでもない感じがするが、今日のところは順当な結果か。 サトノアラジンは結局内をついたが、今日の流れでは外に出しても間に合わないだろうし、仕方がなかったかな。 馬券としては、3連単フォーメーションの2頭目の1着候補マジックタイムじゃなくてミッキーアイルを選んでいれば……という悔いが残った。

第33回マイルチャンピオンシップの予想

マイルチャンピオンシップがこれまでまだ32回しか開催されていなかったのは意外な気がする。オグリキャップバンブーメモリーをハナ差で交わしたレースが第6回なんて、ごく初期だよ。あのときはあえてオグリの単勝しか買ってなくて熱かったな……。

その頃の記憶があるので、牝馬もわりと勝つ、実績のある堅いところで決まるレースだと思い込んでいたが、近年の傾向を見るとそうでもない。ここで初めてG1を勝ったという馬もここ10年のうち6頭、ここ5年では4頭を占める。まさに充実期に入ろうとしている馬が勝つレースと位置づけることができるかもしれない。

今年の出走馬でG1をすでに勝っているのが3番スノードラゴンスプリンターズS)、6番ダノンシャークマイルチャンピオンシップ)、8番イスラボニータ皐月賞)、16番ミッキーアイルNHKマイルカップ)の4頭。偶然とは思うがいずれも2014年の勝ち星だ。どの馬も賞味期限切れとは思わないが、レースの性格を上記のように規定すれば、勝つのは他の馬だと考えるのが自然だ。

今年のG2を勝っている馬のうち、最有力は2番サトノアラジンだろう。京王杯スプリングカップスワンステークスという前哨戦で2勝。安田記念でもロゴタイプから0秒2差の4着で今年は非常に安定している。内枠なので馬群をさばくのに手間取る可能性はあるが、安田記念で最後の最後にイスラボニータを交わしたように息の長い末脚を使えるから強気に大外を回ってもいいのではないか。 札幌記念を勝ったネオリアリズムは、鞍上がライアン・ムーアだしモーリスを破っているが、平均ペースでレースを支配し切ったのが勝因だろうし、速い流れのマイルではどうだろうか。

G3を勝った馬では関屋記念富士ステークスの5番ヤングマンパワーダービー卿チャレンジトロフィーの10番マジックタイム京都金杯の12番ウインプリメーラ中京記念の17番ガリバルディといったあたりも魅力はあるが、G1を勝つほどではない印象。ただ、マジックタイムロゴタイプサトノアラジンを破っており、やや上に見たい。

悩むのが3歳馬の4番ロードクエストの取捨だ。G3の京成杯オータムハンデは55kgを背負わされたが完勝。レース自体も11秒台前半から中盤が続くハロンタイムで、G3としてはレベルは高かったと思う。前走のG3富士ステークスはスローペースを後方から行って見せ場なく惨敗。信用しづらいタイプかもしれないし、単純に成績を見ると格の壁があるタイプにも見える。

結論としては、サトノアラジンマジックタイムの両頭を1着候補に、イスラボニータとG3組を2着・3着候補にしたフォーメーション馬券で遊んでみる。

5回京都5日8Rの予想

1000万下の芝2000mに9頭立てだが、どこからでも狙えそうなメンバー構成。3着以内に入る可能性を感じないのは4番ボールドジャパンぐらい。

力量が上なのは現級勝ちの後もこのクラスにとどまって3着、6着、2着と好走を続けている6番ソールインパクト、3歳馬で1000万下で2着が2回ある7番ロードヴァンドール、同じく3歳馬でこれまで9戦して5着より下に落ちたことのないリッチーリッチーあたりか。

人気のない馬の中では、1番アドマイヤツヨシ。これまでのところ最後に勝ち星を挙げたのは2014年3月8日のこと、阪神1000万下の芝2000m千里山特別だったが、その後はそこそこの走りを続けるだけで勝ち切れなかった。しかしこの夏の小倉での不知火特別では進路を変更するロスがありながらクビ差の2着で復調の気配がある。前走の近江特別も着順は12着と悪いが、直線で前が開かなかったためで、さほど大きく負けていない。この馬と、昇級初戦の前走がそこそこの走りだった8番ステイキングダムを含めた5頭の3連複ボックスでどうだろう。

5回東京3日7Rと第41回エリザベス女王杯の反省

土曜日の府中7レースは、やはりハナズレジェンドとアップクォークの2頭で他馬を3馬身以上引き離した。勝ったのはアップクォークのほう。これまで後方からのレースだった同馬がライアン・ムーアの騎乗で2番手から楽勝。

この両頭の馬連は1.5倍しかつかなかった。同じ金額を馬単の裏表に振り分けたほうが結果的にはよかったが。 3連単は、3着に最後方から追い上げたサウンドメモリーが入ったので外れ。現級の東京芝1800mで2着に来たことが1回あるという理由でオンタケハートを選ぶなら、東京の芝1800から2000mで5戦して1勝、掲示板を外したことのないサウンドメモリーのほうが適性があると見るべきだった。事実、こちらのほうが人気は上回っていた。

エリザベス女王杯は、2200m以上のレースでこれまで馬券圏内に来たことがなかったクイーンズリングが勝利し、同じく長距離実績のないシングウィズジョイが2着。ミッキークイーンはまたも届かず3着どまり。平均的に緩いペースが続き底力をあまり要求されない流れになったということだろうか。それにしてもシングウィズジョイの好走には驚いた。重賞を2勝してはいるが、どれもレベルが高いとは思えず、G1で上位に来る馬とは思えなかった。マリアライトの凡走も意外だが、昨年はもっと早めに上がってきていたのだから、本調子になくて反応が鈍かったのかもしれない。