悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

第61回有馬記念の予想

とうとう1年の最後を飾るレースが来てしまう。今年は(というより今年も)馬券は全般に不調だったので、ここで少しは取り返したいところ。

キタサンブラックサトノダイヤモンドという新旧菊花賞馬の2強ムード。あまりこういう言い方する人は見かけないが。

この両頭を比べたら、同じ3歳の年末時点ではサトノダイヤモンドのほうが完成度は上だろう。そこから1年を経たキタサンブラックの成長をどう評価するかということになると思う。そこで見直したいのが前走ジャパンカップでの走り。府中の芝2400mという同じ条件のダービーでは惨敗したのに1年半後のジャパンカップは圧勝したことから、その成長力を高く評価する人が多く、その結果としてファン投票1位、前売りでも単勝1番人気という支持の広がりになっているのだと思う。しかし、レースの中での力関係はともかく、レースのレベルとして今年のジャパンカップはそれほど高いとはいえないという判断は変わらない。今のキタサンブラック支持は過大評価の可能性が高いと思う。 サトノダイヤモンドはこれまでのレースぶりから、素直に強い世代のトップクラスだといえるはず。3歳馬のレベルを疑問視する声もちらほら出てきているようだが、ジャパンカップでのレインボーラインディーマジェスティの凡走だけが根拠なら、単に買いかぶりすぎで評価がぶれたものと思える。 展開面を考えても、今度こそスローの前残りはないだろう。したがって勝つチャンスはサトノダイヤモンドのほうが大きいと考える。11番の単勝で勝負。

あとは、勝負がついてからの流れ込みに期待して14番シュヴァルグランと16番マリアライトも少し買いたい。あとキタサンブラックをからめての3連複も少しだけ。