悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

第11回阪神カップの予想

先週は日曜日に自分の当たった馬券のことだけ「反省」と称して書いておいて、その週の土日のほとんどの外れ予想については反省しないままだった。というのは、月曜日の午後から調子悪くなってまるまる1週間以上会社も休むくらいだったのが理由なんだけど、当たった馬券のことばかりしゃべるのは嫌なやつである。

とはいえ、今さら2週間近く前の反省文を公開したところで誰かの役に立つとも思えないので、今週の予想を書いていこう。

3日間開催の中日、土曜日の阪神メインは阪神カップ。芝1400mの定量G2で今年は16頭立て。

まだ10回しか施行されておらず、前身にあたるレースもないため、一時期は競馬をよく見ていたけど10年近くブランクがあって3年前くらいに戻ってきた身としては位置づけが今ひとつつかめない。マイルチャンピオンシップの1か月後に1ハロン短い重賞を設けているということは、これからどういうレースに出ていく馬の出走を期待しているのか。出がらしみたいなレースを見せろという意味ではないだろうが、高松宮記念を目標とするなら春の短距離重賞はいろいろあるわけだし……。単純に短距離の有馬記念的な位置づけなのだろうか(それだと出がらしっぽいな)。 キンシャサノキセキサンカルロリアルインパクトの3頭が立て続けに連覇しているのが目立つ。

ならば昨年の覇者ロサギガンティアが連覇か、2週連続でG1制覇して好調の藤沢厩舎だし……ということになるが、昨年と今年では成績に落差がありすぎる。

また、今までになかったことだが、今年はマイルチャンピオンシップの1着馬と2着馬がそろって出走する。さらに賞金を拾いにくる必要があるのか釈然としないところだ。特に勝ったミッキーアイル。惜敗のイスラボニータが出るのは、G2ながらメンバーの落ちるここで勝利の感覚を思い出させるという意味がありそうに思えるので理解できるが、ミッキーアイルのほうは後味の悪い勝ち方だったとはいえ勝ちは勝ちだからコンディションの下がるここに出てくる意図が分からない。

というわけで、別の馬を狙いたい。4番エイシンスパルタン。全6勝のうち4勝が1400mで、阪神1400mは1勝2着1回のパーフェクト連対。持ち時計の1分20秒3は阪神カップの歴代勝ち時計ナンバーワン(2010年キンシャサノキセキ)と並ぶ。スワンSで0秒2差の3着なら格負けすることもないだろう。単複。 あと、前走で謎の惨敗を喫したトウショウドラフタが初めて右回りの1400mを走るので、どんな走りを見せるのか注目している。