悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

第66回日経賞の予想

海外でNikkeiといえば日本経済新聞でもなく同紙を発行している新聞社でもなく日経平均を指す。日経平均が前日比974円も下げた翌日に行われる日経賞はどういう結果になるだろうか。とりあえず3連単の974は記念馬券として買っておこう。

この後天皇賞へと向かう一流馬の脚慣らしとして使われるレースで、条件戦を勝った上がり馬が上位にくる例は、少なくともここ5年まったくない。しかし今年の出走馬を見ると、例年は好走するローテーション筆頭である前走有馬記念組がいなくて、前走G1というのも香港ヴァーズの2頭(トーセンバジルとキセキ)のみ。日経新春杯から臨む馬もよく好走しているが、これも今年はロードヴァンドールのみ。これまでにないパターンの馬が来るのではないか。

というわけで狙ってみたいのは6番ノーブルマーズ。中山では2戦して、前走の1600万下2200m迎春ステークスを圧勝、4歳時はセントライト記念に挑戦してディーマジェスティから0秒5差の5着だから比較的相性がいい。持ちタイムから見て一線級との対戦で通用するかどうかは微妙かもしれないが、人気もなさそうなので複勝を買ってみる価値はありそう。

しかし本命はガンコ。芝に替わってのここ3戦の充実ぶりは本物の実力の証だろう。障害の練習に取り組んだ効果らしいが、荒れた馬場で前に行けるのはいい。昨年の覇者シャケトラと同じく母の父がシングスピールというのも心強い。日経新春杯の時と同じくロードヴァンドールが引っ張る流れに乗っていけば上位に来るはず。