悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

第58回宝塚記念の予想(月曜版)

宝塚記念というと、超一流と呼ぶには足りない馬が初めてG1を勝つために用意されたレースという印象がある。 ススパレード、オサイチジョージメジロライアン……。 近年ではアーネストリーとかラブリーデイとか。

しかし、超一流馬が勝負付けの済んだ馬たちをなぎ倒してさらに賞金を積み上げるレースでもある。 メジロマックイーンテイエムオペラオーディープインパクトオルフェーヴル……。

今年はキタサンブラックがいるので後者だろう。

2着がどうなるか。JRA公式のデータ分析によると、“過去10年の連対馬20頭は、いずれも「JRAの2000~2200mのGIかGII」において優勝経験のある馬だった”とのこと。今年の登録馬でこの条件に当てはまるのは、キタサンブラックゴールドアクターサトノクラウンミッキークイーンの4頭。キタサンブラックから他の3頭に馬連を流せばいいということだな。ここ4年は毎年のように牝馬が3着以内に入っていて、いずれもディープインパクト産駒。ミッキークイーンはこの条件にも当てはまる。週中や当日に雨が降ればサトノクラウンに有利な馬場になるかもしれない。ゴールドアクターはちょっと強調材料が見当たらないが……。

データから離れて、ここまでのレースぶりから考えてキタサンブラックに肉薄できる可能性があるのは、対戦経験の少ない4歳馬シャケトラとミッキーロケットだろう。シャケトラの前走は距離が長過ぎた。1000万下を勝っての重賞初挑戦がG2で勝ちに等しいハナ差の2着なのだから、G1を勝ってもおかしくないはず。ミッキーロケットは古馬G1ではちょっと足りない気がするが、スタートがよければ食らいついて大阪杯の時のステファノスのようなレースができるかもしれない。

全然新しい視点などない感じだが、週末までに考えを変える要素はあまりなさそうだ。