悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

第54回アルゼンチン共和国杯(G2)の予想

去年はゴールドアクター単勝だけ握っていて、思いがけないメイショウカドマツの粘りに肝を冷やしたのだった。

このときゴールドアクターの負担重量は56キロ。1600万下を勝ってオープン入りしたばかりにしては重かったが、菊花賞3着という実績も加味されたのだろう。 今年は56キロという斤量の馬はいない。ここ5年の勝ち馬のうち3頭が56キロなのだが。 同じく1600万下を勝ち上がった13番ヴォルシェーブは1kg軽い55キロだ。2011年のトレイルブレイザーも55キロで勝っているが、目黒記念4着と宝塚記念8着という重賞の経験があった。古馬相手の重賞挑戦が初めてのヴォルシェーブが勝つのは難しいと思う。

重賞初勝利を目指す好調馬が1番モンドインテロ(56.5kg)と先に挙げたヴォルシェーブ。モンドインテロの場合は、1600万下ではなくてオープン特別での勝ちが2回あるのでゴールドアクターより0.5kg重くなったのだろうが、重賞はダイヤモンドステークス6着と目黒記念5着なので微妙なところ。オープン勝ちを1つ積み増したので目黒記念より斤量が0.5kg重くなっているのは妥当だとは思うし、かなり外を通ったロスの大きい競馬で完勝なのだから強いのは間違いないが、G2で単勝1番人気を背負って勝つほどとは思えない。要するにオープン大将の匂いがする。

というわけで、6頭いるG2以上の勝利経験のある馬から単勝候補を選ぶことにする。3番ワンアンドオンリーと8番フェイムゲームは明らかに賞味期限切れ、9番マイネルメダリストはもっと前に切れている。6番クリールカイザーも好走には条件がつきそうだ。 正直なところ、ごちゃごちゃ考える以前に11番シュヴァルグランがこの中では最強と思うが、調教があまりよくなかったらしいことと、3頭出しの友道厩舎が1番自信を持っているのがヴォルシェーブだという情報が流れているのはちょっと気になる。府中も初めてだしね。あとトップハンデ58kgも。しかし、戦ってきた相手と春の天皇賞3着という実績を考えるとこのハンデも仕方ないし、阪神大賞典のしびれる勝ち方をもう一度見たいという期待もある。

5番アルバートも、重賞での実績はシュヴァルグランに次ぐものだし、トゥインクルを破って1600万下を勝ち上がった比叡ステークスの勝ちっぷりはよかった。この2頭を1着候補に、3連単フォーメーションで24通り買えば当たりそう。