悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

第53回札幌記念の予想

近年の札幌記念のラップタイムを見て気づくのは、前半に比べて後半の時計がかかる、いわゆる前傾ラップになった年が多いことだ。2012年は前後半がほぼ同じだったが、函館での開催になった2013年からずっと、3ハロンで比べても4ハロンで比べても前半が1秒以上速い。それでも差し馬の天下というわけではなく、2014年こそハープスター1着・ゴールドシップ2着で後ろから来た同士で決着したが、2013年のトウケイヘイローと2016年のネオリアリズムは逃げ切り、2015年のディサイファも先行。スタミナ、底力といった要素を持つ先行馬が上位に来ていると解釈できる。

その観点から狙ってみたいのがタマモベストプレイ。前走の函館記念が人気薄での激走だったので、二番はないと思われているだろうが、最後の粘りはなかなかのものだった。ハイペースの消耗戦では長距離戦で培ったスタミナが前走以上に生きるだろう。JRA公式サイトのデータ分析で指摘されている条件、“過去10回の札幌記念では、「5走前までにローカル場(札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉)のGIIIで3着以内に入っていた」という経験を持つ馬が毎回1頭連対している”にも合致している。札幌では6戦して3着以上が4回あり、コース適性も十分。複勝

強いのはヤマカツエースサウンズオブアースだと思うので、タマモベストプレイを含めた3頭のボックスでワイドも買っておこう。