悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

第65回北海道新聞杯クイーンステークスの予想

ここ5年の当レースのラップを見ると、大きな特徴があることに気づく。2ハロン目と3ハロン目の差が小さいことだ。 昨年の場合は11.6 - 12.4で実は当てはまらないが、2015年11.6 - 11.6, 2014年11.3 - 11.5, 2013年(函館開催)11.5 - 11.6, 2012年11.4 - 12.1 (この年も当てはまらない)となっている。そして上がりの2ハロンの差も小さい。こちらは例外がない。

  • 2016年 11.2 - 11.5 (0.3)
  • 2015年 11.6 - 11.8 (0.2)
  • 2014年 12.4 - 12.2 (0.2)
  • 2013年 12.3 - 12.5 (0.2)
  • 2012年 11.7 - 11.8 (0.1)

このパターンは福島牝馬ステークスに似ている。福島牝馬Sを経由してここで3着以内に好走した馬が過去5年でのべ6頭いるように、連動性が高いのもうなずけるところだ。

今年の福島牝馬Sのラップは2ハロン目と3ハロン目が11.1 - 11.4で、上がりの2ハロンは12.1 - 12.2だった。クイーンSもおそらくこれに近い数字になる。近いレースで似たラップを経験しておくのはプラスだろう。クイーンS出走馬で福島牝馬Sに出ていたのはエテルナミノル、クインズミラーグロ、クロコスミアの3頭。どれも穴っぽくていい感じだ。

血統面では、グレイソヴリン系、特にカロの血を引く馬の活躍が目につく。シャルール(2016年2着)、ダンツキャンサー(2016年3着)、キャトルフィーユ(2014年1着)がこれに当てはまる。今年の出走馬ではシャルールのほか、クインズミラーグロも母の父がカロの直系 In Excess だ。

というわけで、本命はクインズミラーグロ。単複とワイド流しをクロコスミア、シャルールへ。強いのはアドマイヤリードだと思うけど。