悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

1回函館6日11R巴賞の予想

函館記念との連動が薄れ、今ひとつ存在意義がわからないレースになってしまっている函館の芝1800mオープン特別。

G1馬が出走するのは、1990年のラッキーゲラン以来だそうだ。好きだったなあラッキーゲラン。栗毛のすっきりした馬体のグッドルッキングホース。1988年の阪神3歳ステークスを勝ってから長期休養、復帰してからは冴えないレースが続いたが、5歳(当時の表記)3月のコーラルステークスでの久しぶりの勝利後また凡走を続けた後、夏に巴賞から函館記念毎日王冠と3連勝、予想外の復活を遂げた。しかしその後は重賞を勝つことはなく、種牡馬にもなれなかった。

今年は朝日杯FSの勝ち馬サトノアレスのほかは8歳馬3頭、7歳馬2頭、5歳馬と4歳馬が各1頭と、やけに年齢層の高いレースになった。このレースが少頭数になるのは珍しくないが、こういう偏った年齢分布になったのは記憶にない。高齢馬はこの後どういう未来図が描けるのだろうか。しかも、今回の出走馬でオープン以上で勝利経験のあるのがダンツプリウスとサトノアレスの2頭だけなのだ。

狙いは1番のマイネルディーン。この馬も8歳で34戦しているので上がり目はなさそうだが、3着はあるかもしれない。洋芝では、札幌で1戦1勝という実績がある。この時が1年近い休養明けで、今回が7か月ぶり。リフレッシュされている可能性は高いだろう。それにこの馬、古馬になってオープン入りしてから11戦しているが、重賞では入着なしでまったく歯が立たないのに対し、オープン特別では3戦して3着2回と善戦している。オープン特別で唯一の着外になった前走のアンドロメダステークスは9着だが、0秒4差で着順ほど負けていないし、内で前が開かずまともに追えていなかった。この頭数ならその心配もないだろう。まず複勝。サトノアレスとのワイドはたぶん複勝と同じくらいの配当しかないので、2頭軸の3連複を4通りぐらい買っておく。