悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

第70回鳴尾記念の予想

鳴尾記念は条件がころころ変わる重賞だが、今のところ宝塚記念の前哨戦の別定G3となっている。ラブリーデイの快進撃が始まったのがこのレースだったから、主催者の狙いは一応達成されているのかな。

とはいえ、今年はG1につながるとも思えない顔ぶれ。

このメンバーなら、そろそろスピリッツミノルの走り頃と期待したい。というのは、この馬これまで5勝していて、そのうちの4レースが重か稍重なのだ。今年の鳴尾記念が重馬場になることは期待できないが、重馬場のペースや馬群のばらけ方がこの馬には合っているのではないだろうか。そして、少頭数で飛ばす馬もいないと思われる今回は、そうした好走条件に当てはまる可能性が大きいと思う。今年の万葉ステークス(京都3000m)で3着に好走したからか、このところ長距離を中心に使われているが、もう少し短い距離のほうが安定した成績を残している。距離適性は中距離にあるが、速めのペースを追走すると終盤で脚が残らないのに対して、ハロン13秒台がどこかで現れるような緩い流れなら好走の確率が高まるという見方はどうだろう。同じ芝2000mでも、昨年6月の京橋特別1着と昨年12月のディセンバーステークス8着の違いがそこにあるというわけだ。

複勝とワイドを買う。ワイドの相手は、横山典弘がこの1鞍だけのために阪神に乗りに行くスズカデヴィアスと、スマートレイアー。ステイインシアトルが飛ばして逃げたら一巻の終わりだ。