悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

第84回日本ダービーの予想(前日版)

週中にダラダラとダービーの検討を続けてきた(月曜木曜金曜)が、とうとう結果の出る日が来た。皐月賞の上位組と下位組の逆転はあるのか、青葉賞馬は今回どこまで食い込むのか、といったところが焦点。

結論としては、単勝を買って悔いのない馬としてペルシアンナイトを指名することにする。

皐月賞は、Numberでの福永祐一のインタビューによると「10年に1度くらいの非常に特殊な馬場状態」だったとのことで、ダービーでは順位が入れ替わる可能性が大きいと考えている関係者は多そうだ。ただ、上位2頭が展開などに恵まれてあの結果になったとは思えない。両馬とも不利はあった。アルアインは4コーナーで馬場の悪いところに入ったそうでズルズル後退した。それを盛り返したのは優れた身体能力と希有な精神力の現れだろう。最後に外によれたことを根拠に距離不安をとなえる説も見たが、ジョッキーの鞭に反応しての斜行であって苦しがってのものではないと思う。ペルシアンナイトも、最後甘くなってダンビュライトに詰め寄られたが、向こう正面という早い段階から押し上げていって長く脚を使った結果だと解釈したい。こうやまき賞やアーリントンカップでの走りっぷりを見ると、長くいい脚を使った上にもう一段の伸びを見せている。2400mでも心配はいらないように思う。

皐月賞が高速馬場だったので、ダービーには直結しないという説も見た。それなら去年はどうなるのか、とも思うが、一昨年はたしかに皐月賞上位5頭のうちダービーでも5着以内に入ったのはドゥラメンテだけだった。この年の皐月賞のラップは今年のパターンに似ているので、よほど強い馬を除いて本当に入れ替わるかもしれない。その上位に残る馬はアルアインペルシアンナイトのどちらかであり後者である可能性は高いと判断する。

気になるのは鞍上で、G1で人気を背負って構えたような騎乗ぶりで負ける場面はわりと多いような気がするが、まあ全力は尽くすだろう。