悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

第84回日本ダービーの展望(木曜版)

アルアイン以外の皐月賞上位馬の評価をしなければ、と思っているうちに枠順も確定してしまった……。3頭出しの音無厩舎が1枠に2頭、大外に1頭となって極端に明暗が分かれた形。大外に入ったのがアドミラブルで、一本かぶりの人気ということにはならないかもしれない。

全然関係ないけどジョーストリクトリってここにも出てるんだね。どこかで「ジョークリトリス」と書いた記事を見かけて目を疑ってしまったがウケ狙いだったのだろうか。

皐月賞上位5頭のうち、一番気になるのが4着のクリンチャー。きつい流れを3番手から粘って0秒3差。その前の2月26日阪神の2200mオープン特別すみれステークスでも3番手から早め先頭でタガノアシュラ以下を突き放す完勝。勝ち時計は前日の古馬1600万下尼崎ステークスのステイインシアトル2分14秒5を上回り、この開催の阪神芝2200mではナンバーワン。とはいっても、この開催で同じ条件は3レースしかなく、4月15日の古馬500万下レトロロックの2分13秒4には及ばないのでそんなに驚くような数字ではない。しかし先行してバテないのは特にダービーでは大きな強みだろう。内枠に入ったのも好材料なので、わりと人気になるかも。もう一つ強調できるのは血統で、ブライアンズタイム(母の父)とDanzig(母の母の父と父ディープスカイの母の父の父で4x3のクロス)を持っているのはダービーでの活躍馬がよく出ている印象がある。特にDanzigは、昨年のサトノダイヤモンド、2014年のワンアンドオンリーマイネルフロスト、2013年のアポロソニック、2012年のフェノーメノがいて注目すべきだろう。ディープブリランテのような走りを期待してしまう。