悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

第51回シンザン記念の予想

シンザン記念にも「日刊スポーツ賞」という冠がついていたなんて知らなかった……。

ジェンティルドンナオルフェーヴル(2着)、ジュエラー(2着)を輩出したことで出世レースとされる3歳重賞。今年は15頭立てで、うち10頭が1勝馬なのでやや低調なメンバーか。

池江厩舎が有力馬の5番ペルシアンナイトと7番アルアインの2頭出しというのは珍しいパターン。3歳のこの段階でどちらかがアシストに回るとは考えづらいので、ガチンコ勝負で1,2着を独占して賞金の加算を狙っているものと思われる。

いつも参考にしているJRA公式サイトの伊吹雅也氏によるデータ分析によると、ここ10年では出走頭数が14頭以上だった年は1枠から4枠までからしか勝ち馬が出ていないらしい。これほどはっきりした傾向が出ているとは驚きだ。となれば勝つのはペルシアンナイトかアルアイン。中東対決か。

ペルシアンナイトの前走こうやまき賞では、事前に引っ掛かり癖などの懸念を指摘したが、レースではそれほど気になるものではなかった。

アルアインは2走とも厳しいレースを経験している強みがありそう。しかし器の大きさという面ではペルシアンナイトのほうが上か。この2頭を1着・2着候補にしたフォーメーション馬券で3連単を買いたい。

3着候補は、2番ブレイヴバローズ、10番マイスタイルといったところか。前者は先行して粘りがある。後者は未勝利の勝ち時計1分49秒0が、前の週の古馬1000万下のウインクルサルーテ1分49秒2を上回り、2週前の古馬500万下でも5着に相当する優秀なもので(というより1000万下のタイムが悪かったととるほうが適当かもしれない)、こちらも先行力があって長くいい脚を使える。天気が悪くなりそうだけど前走は重馬場でこのタイムだったというのも心強いところ。