悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

第50回ステイヤーズステークスの予想(枠順決定前)

今週末は土曜日にステイヤーズステークス金鯱賞、日曜日にG1のチャンピオンズカップが行われる。 当日は予想に時間がとれないかもしれないので、今のうちにある程度考えておきたい。なお、チャンピオンズカップノンコノユメを買うつもりなので、ブログは書かないかもしれない。

ステイヤーズステークスは今年が50回目だと初めて知った。さらにG2に昇格していたのも今日初めて知った。

一番記憶に残っている勝ち馬はドクタースパートだ。道営出身で初の皐月賞馬。皐月賞もギリギリの勝ち方で、ダービーでは明らかに距離の限界を感じさせる走りで大敗。その後は掲示板にも載れない敗戦続きで、勝てるレースなんかなさそうだったのに5歳(当時の表記)の冬に空き巣の重賞ステイヤーズステークスを狙い澄ましたように取った。これが引退レースになったらしい。

おかげで、ステイヤーズステークスマイラーでも能力差で勝てるレースというイメージを持ってしまったが、そういう馬が勝った例はそんなに多いわけではない。たまたま長距離の層が薄い年だったということだろう。

歴代の勝ち馬を見ると、「主な勝ち鞍」としてこのレースか天皇賞(春)が挙がっていることが多い。重賞を勝てるとしてもここまで、といった能力に限界のある馬にとってのチャンスを生かすのか、ここで飛躍のチャンスをつかむかどちらかということなのだろう。

人気を集めるのはアルバートとモンドインテロだろうが、前者なら今年は頭打ちの馬の年、後者なら飛躍を期す馬の年ということになるだろう。モンドインテロはまだ伸びると思うので、心情的には後者であってほしい。

もう1頭、穴馬を探すとすればどれだろうか。 成績でいえばジャパンカップ4着のジャングルクルーズ候補筆頭だろうが、人気になりそうなので嫌いたい。 500万下がなかなか脱出できなかったのにここへきて意外に力をつけてきたプレストウィック、実は重賞勝ち馬だったタマモベストプレイ、このレースで好走歴がすでにあるカムフィーとファタモルガーナあたりが有力か。これだけだと全然おもしろくない馬券になってしまうが……。