悔いのない馬券を

競馬予想の思考過程の備忘録として

勝ち切れない馬の扱い(京都大賞典の予想)

本ブログでも何度か、実力はあるのに勝ち切れない馬をどう馬券にするか悩むと書いているが、明日の京都大賞典にもそういう馬が出てくる。

サウンズオブアース菊花賞有馬記念のG1だけじゃなくてG2の京都新聞杯神戸新聞杯日経賞京都大賞典といった前哨戦でも2着というのがおもしろいところ。こういうのは脚質というより、性格に近いのだろう。

昔もそんな馬いたなーと思ったけど名前が思い出せなくて、騎手の名前は覚えていたから松永昌博でググってやっとナイスネイチャにたどり着いた。しかしナイスネイチャは(当時の表記で)4歳時に小倉記念京都新聞杯を勝っていて、印象ほどダメなタイプではない。むしろG1では勝ち星には手が届かない、普通に格の壁があったタイプ。

善戦続き勢の中でも、G1, G2, G3あるいは1600万下、1000万下といった階級が反映するレースの格が壁になって跳ね返される馬と、実力は同レベルでも性格的なもので格に関係なく2着3着を好んでしまうタイプは微妙に異なると思っている。

サウンズオブアースに近いのは、格にかかわらず2着3着にきてしまうシャコーグレイドとかリアルバースデーだろう。しかしシャコーグレイドも4年近い雌伏の期間を経てオープン特別を勝っている(重賞じゃなくてオープン特別だというところがまた泣かせる)。2勝馬のままで終わったのはリアルバースデーサウンズオブアースは3勝目を挙げることができるのかどうか。気になるが、3勝目があるとしても今回ではないだろう。

京都大賞典の出走馬で善戦続きだが勝ち星から遠い馬はサウンズオブアースだけではない。 2番ファタモルガーナも最後の勝利は2012年8月の1000万下で、その後は重賞で2着3回、3着3回と時々好走している。 3番アドマイヤデウスはちょっと種類が違うが、最後の勝利は1年半前の日経賞で、G1では着外続きだがG2では3着が2回ある。

今回の京都大賞典で上がり馬的存在は6番ヤマカツライデンぐらいで、今年3月まで500万下だった身なのでさすがに重賞初挑戦が別定のG2では荷が重いだろうから、期待はしない。上で挙げた善戦続き勢にラブリーデイラストインパクトあたりの代わり映えしない顔ぶれが加わってキタサンブラックの2着を争う図式になると思われる。G2だから善戦続き勢はどれも2着には来るチャンスがあるはず。馬単を4点ぐらいで当たりそう。欲張って3連単まで手を伸ばしそうになるが、自重すべきかどうか。